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香港ドル


香港ドルとは、言うまでもなく香港の通貨で、
HKD
と表記されます。
まずはその香港の基本的なデータから見てみましょう。

面積

1,104平方キロメートル (東京都の約半分)

人口

6,978千人 [2005年]

実質GDP成長率

6.8%  [2006年]

名目GDP総額:

1,897億9,934万ドル  [2006年]

一人あたりのGDP(名目)

27,504ドル  [2006年]

消費者物価上昇率

2.0%  [2006年]

失業率

4.8%  [2006年]

外貨準備高

1,360億USドル
(2007年5月末、世界第9位)

(出典:JETRO)

香港は政体上は中国の特別行政区に属しますが、
ほぼ完全な自治権が与えられています。

また、長くイギリスの植民地化におかれていたため、
民主主義、自由経済体制が確立しており、
近年ではアジアの金融・経済の中心地として注目されている地域でもあります。

上のデータを見てみると、一人当たりGDPでみると
日本に匹敵するほどの高水準
になっています。

また、GDPの成長率が6.8%と非常に高いのに対して
消費者物価上昇率は2.0%と低いのも特徴で、
高成長国にありがちな高インフレのリスクも少ないと言えます。

次に香港の金融についてみてみましょう。
香港ではカレンシーボード制がとられており、
香港ドルの発行は米ドルの外貨準備に裏付けられています。

外貨準備高が世界第9位と高いのはそのためですね。
そして、香港ドルは米ドルとのペッグ制がとられていましたが
2005年5月に目標相場圏制度に移行しました。

これは緩やかなペッグ制と言えるもので、
1米ドル=7.75〜7.85香港ドルとなるように操作されています。

また米ドルとの為替レートを安定させるために
金利
もアメリカの動きにあわせて変化しています。

左下図は香港の政策金利、右下図はアメリカの政策金利の推移です。

グラフを見れば一目瞭然ですが両者の金利は同じように推移していますね。
ですが、2007年8月のサブプライム問題表面化以降、
アメリカでは大幅な利下げを繰り返しているため、
やや両者に開きが出始めています。

2008年3月20日現在では香港の政策金利は4.50%、
アメリカのそれは2.25%とかなり大きな差が開いています。

香港政策金利


米国政策金利

(出典:トレイダーズ証券

ここまでを読むと香港ドルをどう思うでしょうか?
GDP成長率が高い一方でインフレ率は低い、
そして基軸通貨である米ドルと同調している上に
金利は高いとくれば最高の通貨のように思えてくるのではないでしょうか?

ですが、リスクもはらんでいます。それが「米ドルと同調」という部分です。
米ドルとペッグしているということは良くも悪くも
アメリカ経済の影響を受けやすい
ということです。

特に現在はアメリカ経済の先行きが不安視され、
大幅なドル安が進んでいます。
そうするとそれに同調して香港ドルも下落してしまうのです。

なかなかおいしい話ばかりではないようですが、
香港ドルが有力な投資先であることに間違いはありません。
これからはすこし香港ドルの動きにも注意を払ってみてはいかがですか?

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