今回は、前回に引き続きブレイクアウト系の手法のひとつであるボラティリティブレイクアウトについて説明したいと思います。
この手法はブレイクアウト系であるので、大勢に乗ることを目的としているのですが、そのための手がかりとしてボラティリティを利用します。
FXを知る人にとって非常になじみ深い単語である「ボラティリティ」。これは「値動きの振れ幅」を指す言葉です。
したがって、このトレード手法ではマーケットの値動きに注目し、それが特に大きな動きを見せたときにそのボラティリティの増大に便乗します。
もう少しわかりやすく見てみましょう。ある特定の期間(=X)、マーケットがある値幅の間で推移していたとします。そして、あるときその値幅を超えた値の変動(=Y)を見せるでしょう。ここに売買の注文を入れておくシステムです。
そうなると、問題はこの手法における、Yを決定する変数「特定の期間(=X)]と「ある値幅」でしょう。
これらはトレイダーのスタンスや相場の荒れ具合にもよるでしょうから一概にいいものがあるとは言えません。試行錯誤しながら商品や相場の状況に合わせて設定し、トレードルールを調整していけばいいのではないのでしょうか。
ちなみに、これを式にすると、
Y=X期間におけるボラティリティの総和/単位時間X ×変数Z (Z>0)
といったところでしょうか。Zについては相場のボラティリティに合わせて設定するといいでしょう。
では、実際にチャートを使って見ていきましょう。

図表はInfoseek Money様から掲載しました。これはカナダドル/円の日足チャートなのですが、数日の間緑のラインで示されたレンジをでなかった値幅が、青のラインで示される様にボラティリティを増大させています。
この手法は勝ち馬に乗る有効な手法の一つではありますが、「チャートのダマシ」もあり、油断は禁物です。しっかり検討して自分なりのルールを作りあげて使いこなしてください。
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