クロスレートについてご存知ない方はまずはこちらをご覧ください。
それでは本題に入っていきましょう。
なんといってもスワップの多さで何かと個人投資家に人気な南アフリカランドですが、その為替レートはどのように決められているかご存知ですか?
米ドル/円やユーロ/米ドル、ユーロ/円などのように市場が存在し売り手と買い手のバランスで為替レートが“直接”決まっていると思いますか?
実は南アフリカランド/円レートは次の式より成り立っています。
ランド/円 = ランド/ドル × ドル/円
すなわちランド円の今後の為替レートの動きを予測するためには南アフリカと日本との関係に注目するのではなく、南アフリカとアメリカ、アメリカと日本の2つの関係に注意を払わなくてはいけないのです。
ランド/円の為替チャートにはみなさんなじみがあると思いますので、今回はランド/ドルの為替チャートを見てみましょう。
次にみなさんが見慣れているドル/円、ランド/円のチャートです。


赤く丸で囲ったところに注目すると、ドル円レートが横ばいなのに、ランド円が上昇しています。
これはランドドルレートを見て頂けたら、なぜランド円が上昇しているのかがお分かりいただけると思います。
(お分かり頂けなかった方はランド/円レートがドル円とランドドルレートの積で表されることを思い出してください)
次に黄色で丸く囲った所に注目すると、ドル円がやや上昇していますがそれ以上にランドドルレートが下落しているので結果としてランド円レートは下落してしまいました。
ドル円が上昇するとそれに伴ってクロス円(豪ドル/円とかポンド/円など)が上昇するとよく言われますが、今までのことを理解していただけたならこれは常に正しいとは言えないことが分かっていただけると思います。
今後は為替の値動きを見るときは対円だけではなく対ドルで見ていくと新しい発見があるかもしれませんね。
今回使ったチャートの様に、様々な通貨を対ドルでみるにはこちらのページが便利です。
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