先日に引き続き、今日は経済指標の分類のうち、「遅行指標」についてお話していきたいと思います。
これは、ファンダメンタル指標のうちでも数カ月から一年前の経済の動向を反映し、過去の経済の様子や与えた影響を知ることができます。
消費系指標
消費者信頼感指数(米)
民間調査機関が消費者のマインドを数値化したもので、ミシガン大の調査より母体が大きくその分正確とされています。
毎月発表されているので遅行指標に数えるかは疑わしいですが、さらに先行する指標としてミシガン大の調査があり、これで大まかな動向を察知するので、これはその後の確認の意味でつかわれることも多く、その意味で遅行と言えるでしょう。
産業系指標
GDP(国内総生産)
これは、一定の期間内に一国内で生産された財やサービスの付加価値の総計を表したもので、四半期に一度と一年に一度発表されるものがあります。
GDPは国内全体の生産活動の動向から景気の良し悪しを図るため極めて注目度の高い指標となります。
この中にも速報値、改訂値、確定値が存在し、最も早い情報である速報値が注目されます。
雇用系指標
失業率
失業率は各国が毎月発表している経済指標で、その増減で経済の好調不調を測る指標としてポピュラーなものです。
しかし、実際の景気の変化と失業率の増減にはタイムラグが存在し、より新鮮な経済の動向が反映される雇用者数のほうが重宝される傾向があるようです。
投資系指標
対米証券投資(アメリカ)
対米証券投資はアメリカの財務省が毎月発表している指標で、その月の翌々月に公開されます。この発表までのタイムラグから遅行指標ですが、注目度は高いものとなっています。
これはアメリカの証券に対する海外からの投資額をまとめた数値であり、アメリカの経済への信用が反映されるため、ドル相場の動きを大きく左右することになります。
また、アメリカは常に貿易赤字を抱えているため、これと併せてみたときのアメリカへの資金の流れがプラスか否かも重要な材料となります。
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